はじめに
アデニウム・アラビカムを育てていて、ふと「ちょっと徒長しすぎたかも…」「この形、どうにか整えたいなぁ」と感じること、ありませんか?
私もまさにそんな気持ちから、「胴切り」に挑戦しました。
とはいえ、ネットで調べても「芽が出る保証はない」と書かれていて、正直かなり不安…。
「本当に芽が出るの?」「失敗したらどうしよう」と思いながらも、やってみないと始まらない!という気持ちでトライ。
今回は、そんな私の「胴切りやってみた記録」を一例としてご紹介します。
これからやってみようかな?と迷っている方の参考になればうれしいです。
胴切りを決めた理由
うちのアデニウム・アラビカムは、日照不足のせいかヒョロ~っと徒長してしまい、上に細長く伸びた姿になってしまいました…。
もともとぷっくりとした可愛いフォルムが好きだったので、どうにかしたいと思い、思い切って胴切りを決行しました。
胴切りの方法
- 道具: カッター(あらかじめ火であぶって消毒)
- 場所: 室内、風通しのよい場所で作業
- 時期:4月下旬
カッターですぱっと切ると、切断面からは白っぽい樹液が出てきたので、キッチンペーパーでこまめに拭き取りました。
その後、直射日光を避けた日陰でしっかり乾燥させました。
この「消毒」と「乾燥」はとても大切です!
消毒していない刃物を使うと、切り口から雑菌が入って腐るリスクも…。
また、乾燥が不十分なまま土に触れさせると、根腐れの原因になるそうです。
しっかり乾燥させた後は、いつものように東の窓際で管理を再開しました。
ちなみに水やりは、切ってから1週間ほどは控えて、切り口の様子を見ながら再開しました。
成長記録
胴切り直後
こんなにも徒長しておりました…。上手に育てられなくてごめんね。


翌日〜2週間後


切断面が乾燥すると、縁に皮が少し被るような状態になり、次第にその部分が広がっていきました。
傷口が塞がっていくような感じです。
2週間ほど経っても大きな変化がなく、「このまま芽が出なかったら…」とちょっと不安に…。
1ヶ月後以降


1ヶ月ほど経って、切断面の縁に、小さな芽を2つ発見! ついに…!
芽が順調に成長し、葉っぱも茂ってきました! 無事成功です◎
胴切りをやってみて
初めての胴切り、最初はかなりドキドキしましたが、今はやってみて本当によかったなと思っています。
徒長していた頃より、ずっとバランスのよいフォルムに近づきそうです。

切ってから芽が出るまで、1か月以上かかりましたが、気長に見守ることが大切ですね。
植物って、こちらの都合では動いてくれないぶん、芽が出たときの喜びはひとしおです!
ちなみに…胴切りでカットした上の部分を挿し木してみたのですが、こちらは失敗しました(泣)
植物って本当に難しい。でも、そういうところも含めて楽しいですね!
おわりに
胴切りは失敗するかも…と不安になる気持ち、すごくよくわかります。
でも、しっかり準備して見守っていれば、ちゃんと応えてくれることもあるんだなぁと実感しました。
この記事が、どこかの誰かの「ちょっとやってみようかな?」の後押しになればうれしいです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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